海と山に囲まれた葉山・風早橋にある、築80年の古民家を改築したシェアオフィス

「御用邸がある海沿いの町」として知られる葉山には、その都心からのほどよい距離感もあって古くから多くの別荘が存在します。
しかし昨今、社会問題として取り上げられる「空き家」の問題は葉山も例外ではなく、古くて味わい深い建物が「空き家」として点在しているのが実状です。

一方で、近年の葉山には数多くのクリエーターやスモールビジネスを営む人たちが移住してきています。
自然が豊かで都心からも近く、湘南地域でも独特の文化を育んできた葉山の土地柄に魅せられる人は多いようです。

そのような人たちと古い「空き家」をつないで地域に根ざしたコミュニティ活性の場ができないか、そんな想いから「かざはやファクトリー」は誕生しました。

「かざはやファクトリー」は元々空家だった築80年の古民家をオフィスとして改築しています。
鉄筋コンクリートのオフィスビルでは空調や照明などの設備は最低限の機能として装備されれいますが、「かざはやファクトリー」では空調はもちろん照明も可能な限り自然の力に頼りたいと考えています。
効率性だけを追い求める訳ではなく暑い日の午後は少し海へ散歩に行ったり、寒い日は土間の薪ストーブの周りにパソコンを持って来たりと、自然に逆らわない柔軟なワークスタイルが確立出来ればと考えています。

「かざはやファクトリー」は空間や仕事を共有するだけでなく、時には学びや遊びにも全力で取り組み、入居者や街を行き交う人々にとっての原動力となる場所でありたいと考えます。
今後は葉山町ならではの空家の活用事例の一つとして、少しでも街のお役に立てたらうれしいです。

かざはやファクトリー 代表 清水 淳